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​安全保障分科会

守りたいものは、何だ。

−極東アジア情勢における有事への対処−

「安保改定が評価されるには50年はかかる」

 かつて日米安全保障条約改定を推進し成立させた岸信介の言葉です。60年安保から岸が言った50年が経過する現代において、我が国の安全保障に対する日米安保条約の重要性と注目度が一層高まっています。

 −1945年8月、真夏の太陽照りつける中、我が国の戦争は終わりました。あの日から、我が国は戦争を自ら起こすことのないように、祈り、願い、実行し続けてきました。そして、戦後70年余、我が国の安全保障状況は目まぐるしく変化し、現在岐路に立たされていると、私たちは考えます。

 参加者の皆さんにはこういった我が国が持つ過去、わが国が抱える現在の問題、そして、未来の安全保障について考えるきっかけを提供したいと考えています。

 そこで今回、私たちが提供するのは「極東アジアにおける有事への対処」に関する外交シュミレーションゲームです。極東半島における架空の国家が核搭載ミサイルを発射するという予告からゲームは始まります。国内調整、国家間調整を経たのち5カ国協議そして安保理を経て参加者にはまずひとつの決断を下していただきます。2日間という短い時間のなか1日目で下した決断によって2日目での国際情勢は変化していくことになります。刻一刻と変わる国際政治のなかで参加者の皆さんには各国の行政官として責任ある迅速な決断を下していただきたいと考えています。

 現在の世界にとって、日本そして自分たちにとって最善の策は何か。果たしてその選択は、未来に何をもたらすのか。私たちとともに安全保障のアンビバレンスに飛び込んでいきましょう。

安全保障分科会インタビュー(Facebookに飛びます)

(ご経歴)

1943年(昭和18年)静岡市生まれ。静岡高校時代に1年のアメリカ留学
東京大学法学部卒業後外務省へ。外交生活40年(23年の海外生活:フランス・フィリピン・旧ソ連・韓国・ハワイ・カンボジア・デンマーク・リトアニア。)
2006年から2007年まで、日本国内を拠点に、特命全権大使としてイラクとアフガニスタンの復興支援を担当する。

小川郷太郎

AFS日本協会理事・三井住友海上顧問・全日本柔道連盟特別顧問(国際担当)等

分科会​ゲスト

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